検査・輸血部の【コロナウイルスPCR検査の施行】の取り組みが、「令和2年度教育研究支援業務総長表彰 最優秀賞」を受賞しました!
【功績概要】
2020年4月に既存の設備,装置,試薬,人員を活用し新型コロナウイルスのPCR検 査の“即日報告”体制を構築し,行政検査の認可を取得した。
これにより,本院に入院した陽性患者の退院確認,市内クラスタ化病院からの患 者受入れ,手術患者の入院時スクリーニングなど,本院の新型コロナ診療および 感染対策に大きく貢献した。
2020年9月30日現在,総件数は2,076件,うち手術患者の入院時スクリーニング件 数は1,657件(陽性0件)と最も多く,安全な手術の遂行はもとより,貴重な資源 である感染予防具の消費抑制を実現した(N95マスク単価660円,防護服単価 2,980円,1手術あたり20セット使用とすると約1億2000万円の節約)。
また院内感染の早期把握のために,全職員がPCR検査をいつでも受検できる体制 を10月12日から開始した。
加えて,唾液を材料とするPCR検査の意義についての研究成果を全世界に発表 (論文添付)したことで,安全な検査採取と多数のPCR検査を実施する道を拓 き,国の新型コロナの政策決定にも多大な影響を与えた。
