2025年9月6日(土)に北海道大学 学術交流会館にて、「第18回 北海道大学病院 検査・輸血部 市民フォーラム」を開催しました。今回は、「健康寿命を脅かす心不全の真実」と題し、循環器内科医師、臨床検査技師、管理栄養士、理学療法士の4人の講師の先生方にご講演いただきました。9月初旬の休日にもかかわらず、64名の方々にご参加していただき、誠にありがとうございました。
講演1では、循環器内科医師から「心不全を識る」というタイトルで、心不全に繋がる心臓血管病の原因、身近で怖い心臓血管病である狭心症・心筋梗塞、心房細動の症状、そして近年、心不全の患者数は年々増加し心不全パンデミックと呼ばれる時代の中で、心不全の原因となる生活習慣病や心臓血管病の予防・治療が大切であることを解説していただきました。
講演2、3、4では、臨床検査技師、管理栄養士、理学療法士の立場から、心不全の検査、栄養管理、運動療法についてご講演いただき、心不全の早期発見・早期治療、およびその予防や対処法の重要性について、わかりやすく解説していただきました。ご参加された皆様からは、講演に関する内容や、日頃から感じている健康に関することについて質問がありました。また、講演終了後に回収したアンケートでは「心不全について詳しく知ることができた」、「わかりやすい説明で良かったです」、「食生活の見直し、食事の大切さについて勉強になりました」などのご感想をいただきました。今回の講演を機に、市民の皆様が心不全について少しでもご理解を深めていただければ幸いです。
検査・輸血部は、健康に関する情報発信の場として、年に1回市民フォーラムを開催しています。今後も皆さまの健康に役立つ企画を考えていきますので、よろしくお願いいたします。





