1.血液製剤の管理
血液製剤は、日本赤十字血液センターで献血者から採血された血液成分からつくられます。
血液製剤1バッグは1人の献血者の血液から作られています。
それぞれの血液製剤は保管温度、有効期限が異なるため、温度管理された専用の冷蔵庫、冷凍庫に保管しています。
〇赤血球製剤

赤血球が足りない貧血の状態に用いられます。
保存温度 2~6℃
〇濃厚血小板製剤

止血に必要な血小板が足りない時に用いられます。
保存温度
20~24℃(室温)
〇新鮮凍結血漿

主に血液凝固因子が欠乏した時に用いられます。
保存温度 -20℃以下
(溶かして使います)

〇アルブミン製剤

低張アルブミン、高張アルブミンの2種類があります。
循環血漿量を確保するために使用します。治療の目的によって使用する製剤の種類が異なります。
保存温度 室温